「事前に書いて」離婚回避のため最後のチャンスを懇願する夫に、妻が渡したものは… #妻は2番目に好き？ 106
【妻は2番目に好きな人 第106話】1歳年上の夫・ろみ緒と、6歳の娘・あかりと暮らす松田めい。ごく普通のありふれた家庭だったものの、ある日ろみ緒が …
一途に思い続けてくれた
彼との出会いは中学校でした。同じクラスで隣の席になったことがきっかけで仲良くなり、卒業後も定期的に会うように。高校2年生のときに彼から告白されたものの、私は彼のことを恋愛対象として見ることができず、そのときはお断りしました。
そして、大学1年生のときに再度告白されました。高校2年生のとき、告白を断ってからも友だちとしていてくれただけでなく、まだ思い続けてくれていたことがうれしく、ずっと側にいてくれた彼に他の人にはない居心地のよさを感じ、交際を始めることに。
遠距離恋愛が解消！ 彼の体に異変が…
お互い地方の大学に通っており、高速バスを使って3時間の距離。交際が始まったときから遠距離恋愛でした。ほぼメールのやりとりのみで月に1回会う程度でしたが、友人だった期間が長かったからか、すでに信頼関係ができており、会えなくても不安はありませんでした。会えるときは、旅行をプレゼントしてくれたり、サプライズで花火大会の最前列の観覧席を用意してくれたりと、彼は私を楽しませてくれたのです。
その後、お互い地元での就職が決まり、これからは頻繁に会えると喜んでいたとき。彼の体調に異変が。受診した結果、治療方法が確定していない難病であることがわかりました。彼の病気を知ったときはショックを受けましたが、それ以上に彼の力になりたいと思いました。
