「娘には会えないと思って」離婚後の今の家族とのかかわりかたを淡々と伝える妻 #妻は2番目に好き？ 94
【妻は2番目に好きな人 第94話】1歳年上の夫・ろみ緒と、6歳の娘・あかりと暮らす松田めい。ごく普通のありふれた家庭だったものの、ある日ろみ緒が同 …
「誰も幸せになれない結ばれ方はしたくない」という尾持さんの決意は固いものでした。
最後は、尾持さんも妻もお互いに謝罪をして通話を終えましたが「ひとつの家庭を壊してしまった」という事実は消えることなく、一生自分についてくるのだと気づいたのです。
あのときモトさんと出会わなければ、既婚者であることをもっと早く気づけていたら——。
モトさんと楽しい時間を過ごしている間、彼の妻が孤独に子育てをしていたことを知り、尾持さんは「自分はモトさんに騙されていた被害者だけど、彼の妻を傷つけた加害者でもある」ということを実感しました。
尾持さんにとって、モトさんは初めての彼氏。幸せな毎日を送っていたのに、それが実際は誰かを傷つけていたなんて……。妻や子どもに対するモトさんの暴力や暴言は、尾持さんと出会う前からおこなわれていたことですが、彼の妻が意図しない形で離婚を迎えてしまったことは、尾持さんにとって余計につらかったのではないでしょうか。
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