
ワーキングホリデーや観光ビザで数カ月~数年間、海外に滞在するとき、「海外の生理用品は使いにくいから日本から持参した」という話をよく聞きます。オーストラリア在住6年目の私も、最初のころは日本から生理用品を持参していました。しかし、生理用品は意外とスーツケースの中で場所を取ってしまうため、現在はオーストラリアで販売されている生理用品を使用するようになりました。今回は、私が感じたオーストラリアの生理事情についてご紹介します。
オーストラリアのナプキンってどんな感じ?
オーストラリアのナプキンの値段は、安いものから高いものまで本当にさまざまです。だいたい日本円にして10枚入り150円~600円くらいですが、値段が安い高いにかかわらず、質の低いものが多いように感じます。
また、触り心地がゴワゴワしている、吸収力が悪くすぐに漏れる、粘着力が弱く動いているとずれるなどの問題点があるものも。海外のナプキンを使用すると、日本のナプキンの質の高さに感動してしまいます。
私はオーストラリアの生理用品は合わず、生理のたびに日本では経験したことのなかった、かゆみやただれなどの肌トラブルに悩まされました。
オーストラリアにもあった! 日本人の私にも合うナプキン
私が住むオーストラリアはオーガニック大国といわれているだけあり、オーガニック製品が充実しています。そして、私が過去6年の間に試したナプキンのなかで一番よかったのは、オーガニック製品のナプキンでした。
肌触りがよく、着け心地が快適、薄いのに吸収力がある、オーストラリアで認定されたオーガニックコットンから作られているので肌トラブルが少ないなどの利点がありました。実際に、オーガニックのナプキンを使ってからは生理中のかゆみやただれがなくなり、本当に助かりました。
日本よりもアクティブ? オーストラリアの女性の生理事情
また、オーストラリアの私の周りの女性たちはタンポンを使用する割合が高いように感じます。オーストラリアの女性たちは、生理中でもジムに行ったりランニングをしたりする人が多いようで、スポーツ用のタンポンやナプキンも売られています。
以前、オーストラリア人の友人から生理中にジムに誘われたことがあるのですが、「生理中はゆっくり体を休めたい」と伝えると、「タンポンをすれば大丈夫よ」と言われて私はびっくり。オーストラリアの女性には、生理だから体を休めたいという気持ちはあまり伝わらないのかなぁと感じました。
生理中はにおいがこもって蒸れるからと、デリケートゾーンの毛を処理している人も多くいました。
まとめ
以上が、滞在6年間で私が感じたオーストラリアの生理事情でした! ただでさえ憂うつな生理が、私の場合、海外製のナプキンが合わずに肌トラブルを起こし、イライラがさらに助長されてしまいました。しかし、現在は、海外製のナプキンで毎月の生理期間を快適に乗り越えることができているので、自分に合う生理用品を使うことがいかに大切であるかを学びました。「海外のナプキンは質が悪いから仕方ない」とあきらめなくてよかったです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師REIKO
文/ごとういくこさん
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