「ホストクラブで働く」会社を辞めホストになった彼氏。そんな彼との恋人関係は徐々に壊れていき…

普通のサラリーマンだった彼が、突然「ホストになる」と宣言。彼は27歳で水商売の道に。ホストになった彼はガラリと変わってしまって……。

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真面目だった彼が

社会人限定の合コンで出会って付き合うことになった私たち。不動産業の営業職をしていた彼はノリがよくイケメンで、男女問わず多くの人から好かれるタイプでした。

彼の交友関係が派手なところは苦手だったものの、私をグイグイと引っ張ってくれるところに惚れて付き合い始め、交際当初からお互いに結婚を視野に入れていました。

そんなあるとき、ホストクラブを経営している友人から「一緒に働こう」と誘われたらしく、彼は急に仕事を辞めてホストになると言い出したのです。私にはホストクラブに行った経験がなく、なんとなく怖いというイメージしかなくて……。

それに、なぜ安定している営業職を辞めてまでホストになるのか。彼の考えが安易に思えて反対しましたが、彼は私の意見に聞く耳を持たず、ホストになってしまったのです……。

客以下の扱いの私

それからというもの、彼からは「すべてはお金を稼ぐためだから理解してくれ」と言われる日々。睡眠以外の時間をほとんどお客さんとの連絡やアフター、同伴などに費やし、彼女でもない女性たちに甘い言葉をかける彼を理解することはできませんでした。

さらには、「売上のために全力で努力しているのに！ 俺の努力を理解してくれないなんて姫（お客さん）以下だ！」と怒られるなど、お客さんと比べられることもしばしば。

そんな彼とは、もちろんうまくいくはずもなく……。別れの決定打となったのは彼がお客さんと関係を持つ「枕営業」をしていたことがわかったことでした。当初「枕営業は絶対にしない」と言っていた彼でしたが、「使ってくれた金額に応じて枕営業はしないといけない」「俺は姫に対して恋愛感情は一切ないから。理解してもらえないならもういいよ」と彼は開き直ってブチギレ。このケンカを最後に、彼とはお別れすることにしました。

彼との別れがきっかけで、男性は見た目や言葉よりも中身が大切だと痛感した私。それ以降の恋愛ではしっかりと性格や行動で付き合う相手を選ぶようになり、安心して過ごせる男性が見つかりました。

まとめ

ホストに転職した彼は、恋愛よりも仕事とお金のほうが大切だと言わんばかりに価値観が大きく変わってしまいました。男性と付き合うときには見た目やうわべの言葉ではなく、自分と価値観が近いかどうかや内面を見るようにしなければと学んだ出来事です。

著者：田村紗奈／女性・主婦
イラスト：アゲちゃん

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

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