
大学時代の女子会をきっかけに、生理の仕組みについて知らない女性が多いことに気づきました。みんなで生理の話をすることで、私自身生理について興味がわき、知識を増やすことにつながりました。
大学時代の女子会で「生理」で盛り上がった
大学時代、友人や後輩とよく集まって飲み会をしていました。ありとあらゆる話をしていると、ふいに話題が生理のことに。ナプキンはどこのが好き? 経血量はどのくらい? タンポンって使ったことある? などなど……。
話は、生理の仕組みにも及んだのですが、経血は腟から出てきていることや、赤ちゃんは腟を通って産まれてくることを知らない人が多くて、びっくり! 私自身は中学や高校の保健体育の授業で習った記憶があったので、女性なら誰もが知っているものだと思っていたのです。
気つけば、保健体育の授業もどき&婦人科受診の経験披露会
そこからは、紙に子宮の絵を書いて説明したりと、まるで保健体育の授業のような話に。私が習った保健体育の範囲から始まり、婦人科受診の経験がある人の経験談、婦人科で教わったことを披露する会になっていました。
とはいえ、婦人科受診の経験者と言っても、自分の体験以外はわからないことが多く……。なぜ生理痛が起こるのか、生理痛がある人とない人の違いなど、踏み込んだ質問には答えられず、みんなで調べたりもしました。ただ私は、みんなと話すうちに「自分の体に起こっている生理のことなのに、意外と知らないことが多いな」ということが気になって……。その日から、生理について率先して知識を増やすように心がけました。
時には職場でも生理を話題に
月日が経って社会人になり、総務・人事職に就いた私。仕事柄、社員からいろいろな相談を受けることも多いのですが、そのなかで、中学生時代に性教育の授業がなかった人や生理についての話を他人としたことがない女性が、思いのほか多いことがわかりました。つまり、あの大学時代の私たちと同じように、生理についてよく知らない人が多かったのです。
悩みがあっても、知らなければ対策のとりようがありません。もちろん、そういった話をオープンにしたくない人もいるので状況次第ですが、経血量の多さや生理痛で苦しんでいる社員からの相談を受けたときには、当時のことを思い出しながら、自分の経験を踏まえつつ、婦人科検診の大切さを伝え、専門家に相談するように話すこともあります。
まとめ
よく、経血の量が多い、少ないと言いますが、他人と見比べることができないのにどうやって判断するんだろう……といつも思っていました。でも、私の場合、誰かと話すことで目安を知ることができましたし、友人などに自分の生理について話すことで新しい発見があったり、通院するきっかけになったり、病気の早期発見につながったりしました。今はネットで調べられることも多いですが、自分の状況を人に話したり、きちんと専門家に相談したりすることが大切だなと思っています。
監修/助産師REIKO
文/きた あかりさん
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