親に縛られた人生。親の希望ではない「自由な人」との結婚を決めたら…家族の縁が切れることに?
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フランスでは「同棲」が社会的に認められていて、「未婚の母」という意識がありません。正式な書類でも自分の社会的状況を示すとき「事実婚」や「同棲」欄があるくらい。なので、他人から「あの人はシングルマザーね」と勝手に位置づけされることはありません。私は彼との間に2人子どもがいて、日本の戸籍上は未婚の母ですが、フランスでは家族4人でいわゆる「普通の暮らし」をしている女性。「結婚していないからできない」ということが全くないので、不自由していないのです。
いろいろなしがらみなく自由に生きたいタイプの私には、もともと結婚が向いていないのかもしれません。社会的には「同棲」という枠組みでも、誰に何も言われず子どもをもうけ、彼と家族4人で普通に楽しく生活ができるのは「自由の国フランス」だからかも。この先子どもが成長するにつれ、状況が変わるとまた結婚に対する意識は変わるかもしれませんが、今は今の状況で満足しています。
著者/岩見エリ
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