「結婚してくれる?」彼氏が指輪の箱をパカッ⇒2人して暗闇を這いつくばることになったワケ!
誕生日デートの帰り道に、彼からプロポーズされた私。しかし、彼が指輪の箱のフタを勢いよく開けたことが原因で……。読者が経験した「プロポーズでの予想外 …
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私が22歳で大学生だったころ、初めての東京旅行で出会った彼は私よりも20歳年上でした。展示会へ行ったときチケットの列でたまたま話しかけられ、趣味の美術の話で盛り上がり、ほぼ勢いで付き合うことに。しかも、北海道に住む私と東京で働く彼は遠距離恋愛で……。
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彼との遠距離恋愛では、主に私が東京に行って会うという形でした。私は一人暮らしで、いつもはアルバイトや学業で忙しかったため、夏季休業などの長期休みを利用して彼のもとへ向かい、その間は彼の家で半同棲のように過ごしていました。
彼と食事を共にして、時間がある日はデートをして一緒に一日を終える。普段、遠距離で会えないからこそ、彼に会えたときの幸せは他と比べることなどできません。彼と過ごすうちに「結婚できたらどんなにいいものか」とふんわり結婚を意識するようにもなりました。
結婚を意識し始めてからすぐの大学4年生の秋、彼に「北海道に会いに来てほしい」と言いました。今までは私から彼に会いに東京へと行っていましたが、彼が北海道に来てくれることはなく不公平さも感じていました。たまに「会いに来て」と言うこともあったのですが、彼は「今度行くよ」と言いながら仕事や日程の調整をしない姿に、「軽い気持ちで付き合っているのかも」と寂しさと不安が募るようになり、「来てくれなかった別れよう」という気持ちで一種の賭けに出たのです。
普段の様子とは違って真剣な私の言葉に、彼も何か察したのか、すぐにスケジュールを確認してくれました。そしてその後、彼が北海道に来てくれて、一緒に過ごすことができました。
当時を振り返って、夫は「最初は真剣な恋愛は面倒だと思っていた思った。でも、次第に自分のなかで大切な人になってきていた。“北海道に来てほしい”という言葉に真剣さを感じて将来を見据えて腹を括ろうと決心した」と言っていました。お互いがこの関係をより良く続けていきたいと思っていたようです。
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