「はい、誕生日プレゼント！」えっ…これ！？中身は予想外すぎる物だった！？

私たち夫婦は、お互いの誕生日にプレゼントを贈り合っているのですが、次第に夫がくれる誕生日プレゼントの内容がだんだんと雑になっていきました。そしてある年の私の誕生日、夫がくれたのは……。

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過去の私の誕生日には…

交際期間中や結婚したばかりのころの夫は、私の好きな色の雑貨やブランドの洋服など、私の趣味に合った誕生日プレゼントをくれることが多かったです。夫は形として残るものをくれることが大半ですが、時には食事に連れて行ってくれたり、ケーキを買ってくれたり、感謝の言葉をプレゼントとしてくれたりすることもあります。

私たちは毎年お互いの誕生日にプレゼントを贈り合っているので、交際期間中を含めると、私へのプレゼント選びに苦労した年もあっただろうなと思います。それでも夫に「何が欲しい？」と聞かれたことは一度もないので、夫は誕生日プレゼントの内容を自分で考えたいタイプと推測していました。

子どもと3人で過ごす誕生日

夫は平日に働いているのですが、普段から仕事が忙しいため、私の誕生日だからといって早めに帰宅するはできません。夫が帰宅するのは夜の11時を過ぎることがほとんどです。一方の私や子どもたちは、週末になると塾や習い事があります。平日は夫が仕事で忙しく、土日は私や子どもたちの都合が悪いので、家族そろって誕生日会をする機会はなかなかありません。

そのため、私は自分の誕生日にはごちそうとケーキを用意して、夫抜きで子どもたち2人と過ごすことがほとんどです。

夜の11時を過ぎて仕事から帰ってくると、夫は「帰りが遅くなってごめん」と言って私にプレゼントを渡してくれます。そのあとは、夫のために取っておいたケーキを冷蔵庫から出して紅茶を入れ、リビングでくつろぎながら夫婦だけで会話を楽しむのが、毎年のお決まりとなっています。

まさか…これが誕生日プレゼント？

そんな中、夫からの誕生日プレゼントに変化がありました。今までは雑貨や洋服などをくれることが多かったのですが、「私が喜ぶかわからないから」という理由で、なぜか夫は、私の好きなお総菜を買ってきてくれるようになったのです。ある年にもらったのは、私の好物である春巻きでした。

そして、今でも忘れられない出来事が起こったのは、春巻きを2年連続でもらった翌年のことです。

仕事を終えて帰ってきた夫が「はい、プレゼント」と言って渡してくれたのは、なんとミネラルウォーター！ 冗談かな？とも思ったのですが、夫の顔は真剣そのものでした。正直、ミネラルウォーターなら自分でいつでも買えるなとも思ってしまって……。

でもまあ、誕生日を忘れずにいてくれるだけいいかと捉えて、「ありがとう」と夫に返事をし、あまり気にしないことにしました。

まとめ

夫には夫の事情があるのだな……と思うようにして、ミネラルウォーターをプレゼントされたからといって落ち込むのはやめました。これからの私の誕生日には、夜遅くに帰ってきた夫とごちそうとケーキをつまみながら、ゆっくり話す時間を大切にしようと思います。

著者／中山真希
イラスト／おみき

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