友人のような夫。レスでも…「まあいっか」と思っていた私の意識が変わったキッカケは
夫とは小学校からの幼なじみです。交際していた際も友人のような感覚だったからか、結婚時もずっとレスの期間が続いていました。結婚4年目になったとき、「 …
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私たち夫婦は授かり婚で、二十歳そこそこで結婚しました。当時は貯金もほぼなかったので、親におんぶに抱っこの状態でスタートした新婚生活。お金について、夫とは何度も喧嘩になり……。
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大学生の友だちが遊びを謳歌している時期に結婚した私たち。友人たちに誘われ、夫は休みの前日は決まって遊びに出かけていました。
夫のお小遣いは月3万円。高いかなと思ったのですが、いつも仕事を頑張ってくれているので家計をやりくりしギリギリ捻出していました。しかし、連日の飲み会や遊びでお金が足りなくなり、お小遣いの前借りをしたいと言い出すこともしばしば。夫は「6万円欲しい」と主張しましたが、出産も控えていたので少しでも貯金をしたくて、「それは無理」と断りよく喧嘩になっていました。
そんなある日、どうしてもお小遣いの金額をあげてほしい夫は、私に対して「もっと節約して」と言うように。しかし、削れるところはほとんどなく、私もなんとか収入を増やそうと内職をやってみたのですが、気持ち程度のお金にしかなりません。
そのような日々が続き、「もしかしたら、夫は生活費がどのくらい必要なのかわかっていないのかもしれない」と思った私は、家計簿を一緒につけようと夫を誘ってみることに。最初は乗り気でなかった夫ですが、どうしてもと頼み込み家計簿を一緒につけることになりました。
生活費の内訳を見た夫は、お小遣いを上げられないことにやっと納得したよう。お小遣いの使い方も考え直してくれ、友だちと遊びに行く頻度も次第に少なくなっていったのでした。
子どもたちも大きくなり、今は彼らにお小遣いを渡すように。子どもたちが「お小遣いが足りない!」と言い出した際には、話し合いをかって出てくれる頼もしい父親になりました。
著者/伊藤未唯
イラスト/おんたま
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