「もう無理」仕事を辞めさせられ義両親と同居。ブチギレ寸前の私を追い詰めた夫の言動は!?
私は娘が生後間もないころ、彼女を連れて実家に帰っていた時期があります。その原因は、義家族と夫。私は娘を産んでからも正社員として働き続けたかったので …
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東北地方の中でも特に雪深い地域は、食事の味付けが濃い傾向にあります。私が雪国に嫁いで一番驚いたことです。一般的な家庭だけではなく、普通の食堂やラーメン屋さんなども味付けは濃いめ。そんな私が結婚生活において一番困ってしまったのが、義父に手料理を振る舞った際でした。
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当時まだ夫と恋人関係だったころ。夫の地元で「おすすめだから」と、ある食堂に連れていってもらいました。そこで、お店の一押し料理を注文。地元住民からも愛されているという料理ということで私自身、とても楽しみにしていました。
しかし、一口食べてびっくり。あまりにも塩辛いのです。申し訳ないという気持ちがありながらもすべて食べることができず、私は途中でギブアップ。
夫の地元の人は「濃い味が好き」と噂では聞いていましたが、まさかここまで地域の方々が味が濃いものを好んで食べているとは驚きでした。
なぜ雪深い地域の方が塩辛いものを好むのかは所説あるようですが、昔は寒い時期に食料を長くもたせるために食材そのものを塩につけて保存していた歴史があり、その名残が今も残っているのだとか。
私は関東寄りで生まれて育ったので、ここまで味が濃い、塩辛いことにただただ衝撃でした。
その後、彼と結婚。結婚後ほどなく、夫の実家で夕飯を作っていたときの話です。私はいつも通りに味噌汁を作ったのですが、味噌汁に口をつけた義父がひと言。
「おまえこれ味見したのか?」と……。
「味が薄すぎて飲めない」と言うのです。このとき、すぐに夫が助けに入ってくれました。「これが私の家での味付けであること」「ここの地域の人たちは特に濃い味を好む傾向にあること」を丁寧に義父に説明してくれたのです。
義父はしぶしぶ納得したという感じでしたが、結婚後すぐのことだったということもあり、今でもあのとき義父に言われたひと言は、私の記憶に強く残っています。今は、義父が生まれ育ってきた地域の味の好みも理解しながら料理をおこなっています。ただ、塩分のとりすぎは健康に良くないとも感じるので、義父には少しづつ薄味にも慣れてほしいと思っています。
著者:浦部さくら/50代女性・子育てが一段落したアラフィフ。若いころから鉄欠乏症に悩まされ続けてきたことがきっかけでちょっとした健康オタクに。結婚、出産、育児、健康など経験してきたことや興味のあることなどを突き止めたレポートを執筆中。
イラスト:Ru
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年6月)
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