誓いのキスが「しょっぱい…」。僕たちの結婚式は、想定外の灼熱地獄に!?
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2025年2月に公表された、2024年の人口動態統計の速報値では、出生数は約72万人。70万人割れが近いとも言われる中、昨今は少子化の問題が大きく取り沙汰されています。同時に、婚姻数の低下も話題に。2024年の速報値では、婚姻数は約49万。2023年の47万から多少回復したものの、婚姻数は減少傾向にあります。
そんな中、東京都は結婚支援事業の一環として2024年9月にAIを使ったマッチングシステム「TOKYO縁結び」をスタート。東京都がマッチングアプリ!?と話題にもなりました。
東京都がマッチングサービスをスタートさせるにはどんな背景があったのか、現在の状況まで、担当者である東京都生活文化スポーツ局・都民生活部の大森有一さんにお話を聞きました。
――東京都がおこなったアンケートにて、結婚への意向はあるものの、なかなか婚活など行動に移せていない方が多くいることがわかったとのことでした。この結果を踏まえて「TOKYO縁結び」をスタートさせたのですよね。
大森さん:はい。東京都がおこなった調査では、結婚に関心のある方の約7割が、実際に結婚のための行動を起こせていないということがわかりました。結婚を希望されている、そういった方々が一歩踏み出すきっかけになったらということで、東京都の結婚支援事業の一環として「TOKYO縁結び」を始めました。
――なぜ、マッチングアプリという形式だったのでしょうか?
大森さん:「TOKYO縁結び」スタート以前からも、東京都では実際の出会いの場として交流イベントをおこなったり、婚活や結婚へのWEB相談をおこなったりと結婚支援事業に力を入れていました。その中で、参加者の方々はマッチングアプリを活用している方も多かったです。
近年の調査では、「4人に1人がマッチングアプリをきっかけに出会い結婚」(※)されたことがわかっていて、より身近な存在になっているマッチングアプリが、婚活における重要な手段だなと考えました。
また、マッチングアプリを東京都が提供することで、マッチングアプリの利用に抵抗感を感じている方が、利用しやすい環境を提供できると考えました。
※こども家庭庁が2024年におこなったアンケート調査
――「TOKYO縁結び」スタートにあたり、注力されたことはありますか?
大森さん:マッチングアプリを運営されている団体にヒアリングをおこないました。すると、婚活業界で活躍されている方々も、「結婚に関心はあるが、具体的な行動を起こせない方が一定数いる」という課題を抱えていたようです。
東京都が参入することで話題にもなるでしょうし、こうした人々により働きかけることができるかもしれないと感じました。東京都の活動を通して、業界全体の活性化の底上げになれば、という思いです。
――「TOKYO縁結び」の特長は、AIが相性のよい相手を探してくれるという点ですよね。
大森さん:約100問のアンケートを通し、AIが利用者の「自分が重視する価値観」と「相手に求める価値観」を分析して、マッチング候補の方を紹介する仕組みになっています。
自分では想像していなかったタイプの相手を紹介されることもあり、それが思わぬ良縁のきっかけになったという声もありました。もちろん、自分で条件を入れて検索し、お相手を探すことも可能です。
――一般のマッチングアプリと比べて「TOKYO縁結び」の特長的な点として、結婚相談所ではよくある独身証明書の提出も必須ですね。
大森さん:はい。「TOKYO縁結び」は、独身証明書や、年収を確認できる書類の提出も必須となっています。また、登録時には、担当者とのオンライン面談をおこない、利用者の身元確認をしっかりおこなっています。
サービススタート当初は、この面談枠がいっぱいになってしまい、なかなか面談に進めないと言うお声もいただきました。そのため、現在は面談枠を拡大し、スムーズに登録できる体制を整えています。
そして、この面談をおこなうのは、もともと結婚相談所でアドバイザーとして活動してきた方、婚活支援のノウハウを持つ方など、婚活におけるプロの方々です。「TOKYO縁結び」登録後も、この婚活のプロたちに、お相手の方とやりとりを進める際などで不安なことがあれば、相談もできます。
――どれくらいの方が登録のお申込みをされているのでしょうか?
大森さん:2025年2月時点で、申込者は19,000人を超えました。年齢層としては、30代が中心ですが、幅広い年齢層の方に活用いただいています。また、東京都内在住者だけでなく、在勤、在学の方も登録できるので、近隣県に住まれている方も登録されています。
――利用者の方からの反応はいかがですか?
大森さん:独身証明書の提出があったり、面談を設けていたりするため、「結婚に対して真剣な人が多い」「東京都が運営しているので安心できる」といった声をいただいています。
また、どういう条件でお相手を探したらよいかわからなかった中で、AIが自分に合うお相手を紹介してくれるところに魅力を感じてくださっている方もたくさんいらっしゃいます。
――「TOKYO縁結び」以外にも、日々、たくさんの婚活交流イベントが開催されていますね! 東京都主催のイベントでは応募者が殺到して抽選になるイベントもあるのだとか。
▲東京都結婚支援ポータルサイト「TOKYOふたりSTORY」ではイベントカレンダーを公開。様々な団体の婚活イベントが紹介されています!
大森さん:都では、これまで美術館や遊園地でのイベントなども開催してきました。婚活に踏み出す一歩として参加していただいていれば、とてもうれしいです。「TOKYO縁結び」や他のマッチングアプリを使いながらも、こうした交流イベントに参加するなど様々なかたちの出会いを楽しんでいただけたらと思っています。
――最後に、今後の展望について教えてください。
大森さん:今後も、都としては「一人ひとりの多様な選択肢が叶えられる社会」の実現に向け、結婚を希望する方の後押しができるような、結婚支援事業を継続していきます。
今後は多岐にわたる連携で、結婚支援の選択肢を広げていく予定です。利用者の方の声を反映しながら、より良いサービスを提供していきたいと考えています。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
パートナーとのさまざまなかたちがあり、結婚をするのか、しないのかは自由。だからこそ「結婚したい」と思っている人が、より安心に、自分に合う相手を探すことができるというのは、とても素敵なことだと思いました。東京都の「TOKYO縁結び」はスタートしたばかり。次はスタートして1年が経ったころに、どれくらいのカップルが誕生したのか、また取材をさせていただきたいです!
取材・文/ムーンカレンダー編集室
●AIマッチングシステム
TOKYO縁結び(外部リンク)
●東京都結婚支援ポータルサイト
TOKYOふたりSTORY(外部リンク)
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