40歳、結婚するはずだった私は、婚約者を奪われた―婚約者を奪った後輩女性の末路とは
40歳で迎えるはずだった、私にとっての人生の大きな節目。結婚式を目前に控え、忙しくも幸せな日々を送っていました。そんな私のもとに届いたのは、会社の …
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彼氏、夫、義母、同僚……とのドロ沼人間関係トラブルを解消!読んだら胸がスカッとする、スカッと体験談! ※取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

40歳で迎えるはずだった、私にとっての人生の大きな節目。結婚式を目前に控え、忙しくも幸せな日々を送っていました。そんな私のもとに届いたのは、会社の後輩からの不穏な連絡。その後、私は婚約者から、別れを告げられることとなってしまったのです。
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40歳で結婚が決まった私は、このとき結婚式の準備に追われていました。年齢的に「結婚式なんて……」という気後れはありましたが、ようやく巡り合えた相手との結婚を前向きに考え、忙しさの中だったものの充実した気持ちで式のための準備を進めていました。
そんなある日、会社の後輩から突然メッセージが届きました。
「結婚式に行けなくて、ごめんなさーい」
彼女は20代で、新入社員として私の部署に配属された後輩です。業務上の関わりはありましたが、私の結婚式に招待するほど親しい関係ではありません。招待していない相手からの連絡に違和感を覚えたものの、深く考えず「大丈夫ですよ」とだけ返しました。
すると後輩は、「自分も結婚することになった」と続けてきました。そこからは、新居が広いことや、結婚準備が大変だというメッセージが立て続けに届きます。自慢話のようにも聞こえ、なぜ私にそれを伝えるのか疑問でした。
やがて話題は変わり、「私、寿退社するから、もう先輩後輩の関係じゃないですよね」というひと言を皮切りに、明らかに一線を越えた発言が続き……。「40歳で結婚式を挙げるなんて」「その体型でドレス着られるんですか?」といったような、私の年齢や見た目を揶揄するような言葉が並んだメッセージが立て続けに送られてきて、私は言葉を失ってしまいました。
そして返事をする間もなく、彼女からの連絡は途切れました。
その数日後、今度は婚約者から連絡がありました。
「結婚はやめよう。式のキャンセル料は自分が負担する」
突然の別れ話に、頭が真っ白になりました。彼からは理由を詳しく聞くこともできないままで……。あっけなく結婚も結婚式も白紙となったのです。
呆然としている私のもとに、再び後輩から連絡が届きました。内容は、私が式を挙げられなくなったことへの同情を装ったものでしたが、その裏にははっきりとした意図がありました。
やりとりの中で、彼女が私の婚約者と以前から関係を持っていたこと、そして彼が後輩との結婚を選んだことを知りました。彼が結婚式のキャンセル料を負担すると言ったのも、彼なりの罪悪感か、あるいは私が揉めずに身を引くよう画策した結果だったのでしょう。
怒りや悲しみよりも、虚しさのほうが大きく、私は何も言い返す気力がありませんでした。ただひとつ、結婚前からずっと気がかりだったことが頭をよぎったのです。
私は後輩に、「私はもう関わらないし、何も助けられない」とだけ伝えました。
それからしばらくして、後輩と元婚約者は入籍したと聞きました。幸せいっぱいの新婚生活を送っているのだろうと思っていたのですが、約1カ月後、後輩から再び連絡が入りました。
内容は、不満と混乱に満ちたものでした。話を聞くうちに、私の中でひとつの確信が浮かんで……。
「もしかして、ご家族との関係で悩んでいるのでは?」
私の言葉に後輩は言葉に詰まり、私が事情を知っていたことに気づいたようでした。
実は、彼の母親は非常に息子への執着が強い人でした。私が結婚を控えていた際も、「彼が不自由ないようにあなたが支えてあげなきゃね」と生活に口を出されることが多くありましたし、当然のように同居を求められていました。彼のことは好きでしたが、正直、嫁姑問題に不安を抱えていたのは事実です。
そのことを後輩に伝えると、後輩は愕然としていました。
後輩は助けを求めてきましたが、私はもう部外者です。後輩は自分の家族にも事情を話せず、味方はいない様子でした。
その後、返事はしていなかったものの、後輩からはこまめに現状報告のような連絡が届くように。彼女は義実家との関係に耐えきれず、離婚したのだそう。詳しいことは知りませんが、彼女が思い描いていた結婚生活とはかけ離れたものだったのでしょう。
私はというと、裏切られた経験はつらいものでしたが、不安を抱いていたのも事実なので「結婚しなくてよかったのかな」と前向きに捉えるようにしています。今は少しずつ気持ちを立て直し、自分の人生を大切に歩いていこうと思っています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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