
夫婦共働きの私たちは、結婚する際に、家計の受け持ちを割り振ることで、財布は別々にする、いわゆる夫婦別財布を選択しました。お互いがお互いの持ち分を管理していれば、干渉し合うことなく順調に家計をやりくりできていたのですが、しばらくすると、夫と私の間には、互いに譲れない考え方の違いができていたのです。
★結婚の体験談募集中!毎月抽選でギフトカード進呈♪応募はこちらへ!
おこづかいが明らかに多い様子の夫
夫婦別財布で家計をやりくりしていくことで、互いの意見が一致した私たち。家賃や光熱費に保育料、保険や自動車などの固定費とそれに準ずるものは夫負担、食費や日用品費、子どもにかかる雑費は私負担でした。お互い給料から持ち分を差引いたおこづかいも、おおよそ均等になるように割り振りました。
しかし、ゴルフが趣味の夫は、毎月ラウンドに行き、クラブや関連アイテムを頻繁に買い替えている様子。素人の私から見ても、夫がゴルフに結構な金額をかけているのは明らかでした。
「インセンティブは俺の金」
ある日、夫がゴルフクラブを新調しようとしていました。参考までに金額を尋ねると、おこづかいの約3倍! それまでも、夫はゴルフをセーブするどころか別アイテムも買いそろえていたため、私は「趣味にかけるお金はおこづかいで間に合ってるの?」とたずねました。
すると夫は「今月は営業獲得件数が多かったから、歩合で入ってきたインセンティブ(報奨金)が多かった。仕事を頑張ったご褒美に、そのお金を使ったんだ」と答えたのです。
この言葉に引っかかった私は「もしかして、インセンティブって全部おこづかいにしてる?」と確認。すると夫は「俺が仕事頑張って稼いだお金だから、俺のものだろ。俺のお金を俺がどう使おうと関係ない」と突き放してきたのです。
家事育児を優先するために転職し、完全固定給・残業無しの安月給で働き、月々の変動費でいっぱいいっぱいだった私には信じられない言葉でした。怒った私は「あなたが仕事に専念できるのは、家のことを私が支えているからなのに! お小遣い以外にも、自分だけ自由に使えるお金があるなんて……ずるい!」とかなりの剣幕で夫をまくしたてました。
コメントを書く