「えっ、尿瓶！？」彼の部屋にあったのはまさかの…！？元カレと別れた理由 #アラサー婚活道 2

【アラサー婚活道 第2話】ムーンカレンダー編集室・くららの恋愛体験を赤裸々に綴っていく連載企画「アラサー婚活道〜令和のイマドキ恋愛事情〜」が始動！ 自身の恋愛話をベースに、アラサー独身女性の視点から見た最近の婚活事情を、ほぼノンフィクションで語ります。「他人の恋バナを聞くのが大好き！」「令和時代の婚活市場が気になる！」なんて方は、ぜひ週末の暇つぶしにどうぞ！【毎月第2・第4土曜日定期配信】

【前回のあらすじ】親友のモーリーと焼肉屋に行き、「出会いがないのよ」とぼやく27歳独身のくらら。半年前に、7年付き合った彼と別れてからは、毎日自宅と職場を往復するだけで、新しく誰かと出会う機会はナシ。そもそも、7年も付き合った彼となぜ別れてしまったのかというと……。

★結婚の体験談募集中！毎月抽選でギフトカード進呈♪応募はこちらへ！

変わり者でおもしろい元カレ

元カレと付き合い始めたのは20歳のとき。彼は大学の先輩で同じサークルに所属していて、イベントごとに顔を合わせるうち、仲良くなった。はじめは大人数で遊ぶことが多かったけれど、次第に二人きりで遊びに行くようになり、数回目のデートで付き合い始めた。

7年も交際が続いたのは、お互いが浮気をせず、そもそも破局の危機がなかったことと、お互いにありのままの自分を出すことができたから。それに、一緒にいるだけで毎日が楽しかった。

彼はとにかく話がおもしろくて、周りを笑わせるのが得意な人。サークル内で会話をするとき、彼は常に輪の中心にいて、常に誰かを笑わせていた。ときには大きなイベントの司会を頼まれたり、ラジオのDJをしたり。彼の「口のうまさ」は私を含めて社会的に評価されていたと思うし、社会人になって同棲を始めてからは、彼は毎日私のことを笑わせてくれた。

同時に、彼はかなりの変わり者だった。変人エピソードはたくさんあるけれど、一番びっくりしたのは、同棲中に起きたある出来事。当時は2LDKの家に住んでいて、お互いに自分の部屋を持っていた。ある日、久しぶりに彼の部屋に足を踏み入れた私は、机の下に謎のペットボトルを発見。そのペットボトルの正体はなんと……尿瓶！

「これ、なに？ 3本もペットボトルが置いてあるけど」と私が聞くと、「ああ……それはトイレに行くのが面倒で……」とまごついた様子で答える彼。その答えでペットボトルの中身を察した私は、思わず「えっ……こいつ、やばい……」と内心引いたけど、「面倒で」という彼の理由がじわじわとおもしろくなってきて、思わず吹き出してしまった。「トイレなんて10歩あれば行けるじゃん！」彼の考えや行動は理解できないけど、理解できないからこそおもしろかったのだ。