夫婦旅行でおいしい地酒を満喫⇒翌朝、私が夫に全力で謝罪した驚きの理由とは!?
夫と旅行に行き、夜は地酒を満喫した私。しかし、ついつい飲み過ぎてしまい、気がつくと立っていられないほど酔っ払ってしまい……。 目次 1. お酒を満 …
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そんな中で迎えた両親との食事会当日。結局、私は花柄のきれいめなワンピースを選び、彼はスーツでばっちりキメて、無難な手土産を片手に食事会に参加しました。彼は当初の予定通りにスーツを着ていたので、両親の服装が思いのほかラフだったらどうしよう……と不安でしたが、2人ともフォーマル寄りの格好だったので、ひと安心。
食事も進んだころ、いよいよ私たちの結婚についての話題になりました。すると、両親とも堅苦しいのは苦手だと事前に話したからか、彼は「娘さんをください!」ではなく「結婚します。よろしくお願いします」といった簡単なあいさつをしてくれたのです。食事中の会話で私の両親は彼のことを気に入ってくれたようで、その後、円満に食事会を終えることができました。
最初は、一生に一度だからと気合を入れて「娘さんをください!」と言うつもりでいた彼ですが、最終的には私の両親に合わせて言葉を選んでくれました。特に父は照れ屋なので、かしこまって「娘さんをください!」なんて言われていたら、きっと反応に困っていたことでしょう。彼の選んだ少しカジュアルな「よろしくお願いします」というあいさつは、ちょうど良い言葉だったと思います。
「カジュアルな感じできてほしい」と言う両親と「娘さんをください!」ときっちりあいさつしたいと主張する彼。どちらの希望を優先させるべきか、そのときの私はとても悩みました。結果的に、私の両親の希望を彼に伝えてしまったので、彼にとっては理想の結婚あいさつにはならなかったかもしれませんが、場の雰囲気に合ったあいさつができてよかったと思います。
著者/やん子
イラスト/もふたむ
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