
これは私が高校生だったときの話。ちょうど姉が大学に上がり、おしゃれに目覚めて服を買っているのが羨ましくなった私は、姉がアルバイト中にこっそり白いレースのスカートを借りました。なんだか大人になったような気分で渋谷の街に出かけたところ、とんでもない失敗をやらかしてしまったのです。
白いスカートで渋谷の街を歩いていると…
真っ白なスカートにデニムジャケットという背伸びした格好で渋谷を歩いていた私。なんだか視線が気になります。しかし、若さゆえに疑うことを知らなかった私は、「やっぱり今日の私、イケてる!」と自信満々。するとホスト風の男性に声をかけられました。イヤホンで音楽を聴いていた私は、男性が何と言っているのか聞こえず、「ナンパはごめんなさい」と手であしらってしまったのです。まさか、彼が大事なことを伝えてくれていたとは知らず……。
トイレで驚愕!白いスカートが真っ赤に!
ご機嫌でトイレに入ると、メイク直しをしていた女性が私のスカートを見て、ギョッとするのに気が付きました。見てみると、なんと真っ白なスカートが血に染まって真っ赤になっているではありませんか! 高校生だった私は、まだ自分がいつ生理になるのかわかっていなかったのです。渋谷で感じた周りの視線や、ナンパをしてきたと勘違いした男性のことを思い出して、恥ずかしくなりトイレの個室から出られなくなりました。
スカートはゴミ箱行き、姉は激怒!
しかし、このままでは帰れません。個室から親に電話をし、泣きながら事情を説明しました。母は忙しいにも関わらず、渋谷まで着替えを持って飛んできてくれたのです。白いスカートは、何度洗っても元通りの色には戻りませんでした。そして姉が帰宅。謝ったものの、勝手に借りたことを怒られ、しばらく口を聞いてもらえませんでした。残念ながらスカートはゴミ箱行きになり、あのときのトラウマで、それ以来生理ではないときも白いスカートははけなくなったのです。
まとめ
背伸びしてはいた白いスカート。よりによってその日に生理になって繁華街を歩いてしまうなんて、いまだに思い出すと青ざめるエピソードです。生理の周期はしっかり記録をつけて、始まりそうな時期になったら念のためナプキンをつけておくと安心だなと思いました。
監修/助産師REIKO
著者/ゆう
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