「女の人の血って青いんだ」女性用品のテレビCMを見た10歳の息子の言葉に、私はハッとして
近年「生理休暇」という言葉をより聞くようになりましたが、同時に「積極的には取りづらい」という声も耳にし、まだ「生理」に対する認識は人それぞれだなと …
ムーンカレンダー 生理・恋愛・美容 女性のリアルを毎日お届け♪
19歳のころ、生理が終わったばかりなのに不正出血があり、自分の体に何か起きているのか不安になった私は、産婦人科を受診しました。すると、医師の口から衝撃の事実を告げられて……。
★ムーンカレンダーで注目を集めた【生理不順】の記事⇒「大丈夫?その…」男性の先輩から耳打ちされた内容に…「えぇっ!?」ショックで凍り付いた
19歳のころ、生理が終わって約2週間ぐらい経ったときに、再び出血が起こりました。私は「少量だしすぐに止まるだろう」と思い、産婦人科に行かずそのまま放置。当時の私は、産婦人科に行ったことがなくなんとなく恥ずかしさや不安があり、受診する勇気が出なかったのです。
しかし、なかなか出血が止まらず、原因を知るため、産婦人科で診てもらうことにしました。すると、診察のあとに医師から「月経不順ですね」との宣告が。医師からは「最近、急に体重が減増したり大きなストレスを受けたりした?」とも尋ねられましたが、心当たりはありません。
その後、医師の判断で「ノアルテン」という月経調整薬を処方されました。ノアルテンは一定期間服用すると子宮内膜が厚くなっていき、服用を中止すると生理が起こるという仕組みらしく、生理周期を整えることができるそうです。
初診時に生理不順だと診断された私は、医師から基礎体温を測って記録するようすすめられました。そこで、私はさっそく受診後から基礎体温を毎日計測してみたのですが……結果、私の基礎体温は、ほぼ毎日同じだということが判明したのです!
再診時に基礎体温表を見せると、医師から「残念ですが……生理不順で基礎体温にも変化がないとなれば、不妊治療をしないと子どもができにくいかもしれません」と言われてしまいました。しかし当時の私は19歳で、まだ結婚も妊娠も、ぼんやりとしかイメージしたことがありません。そのため、「子どもがほしくなったときに不妊治療をすればいいのか」と簡単に捉え、不妊についてあまり深くは考えませんでした。
しかし、あとになって不妊治療についてネットで調べたり、ドラマなどで不妊治療をしている夫婦の姿を見たりするうちに、不妊治療を続けるのはとてもしんどく、子どもを授かるのは本当に大変なのだと知りました。そうして私は、自分が妊娠しづらい体だという事実に、あとからショックな気持ちが沸いてきたのです。
産婦人科にはその後も通院しており、現在も薬を服用しています。19歳のときから1カ月に1回は通っていて、今年で6年目になります。不正出血を止めるために今も薬を飲んでいますが、産婦人科に通うのは金銭的にも時間的にも大変です。
私は、シフト制で毎日勤務時間が異なる仕事に就いています。そのため、終業時間と産婦人科の診療時間が合わないときは、薬をもらいに行けないこともあります。薬を飲まずにいると2週間くらい出血が続くこともあり、体がつらい中、仕事をしなければならない日も。
「なんでこんな体になっちゃったんだろう?」
「私と同じように悩んでいる人はいるのかな……」
などと、暗い方向に考えてしまうときもあります。
それでも、産婦人科へ行く前は不正出血の原因がわからず不安でいっぱいだったため、不正出血の理由がわかり、対策をとることができたことはよかったと思っています。
私は子どもが好きで、いずれ子どもをもちたいと強く希望しています。これからも自分の体と向き合い、少しでも体への負担を減らせるように、出血したらなるべく早く産婦人科に行き、薬を処方してもらうつもりです。まだ結婚はしていないのですが、いつか結婚して妊活を始めたときに、明るい未来が待っているといいなと願っています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/おぐら
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
★生理の体験談&マンガを読むならこちら
柔道部に所属していた高校生時代の私。いつものように練習をしていると、男子部員たちの視線が気になり……。 練習をしていると… 私が高校生のときの話です。私は中学2年生で初潮を迎えたの...
続きを読む私は経血量がそれほど多くありません。そのため、ついつい長時間同じナプキンを着けてしまうことも。そんなある日、自分からツ〜ンとした臭いがしてきて……。 自分から嫌な臭いが ある夏の日...
続きを読むワンオペ育児をしているため、生理中もひとりで子どもをお風呂に入れなければいけません。その日はあまりにもバタバタしていて、お風呂から出たあと、ナプキンを装着しないまま子どもと一緒に眠...
続きを読む生理2日目は経血量が多く、体がくらっとしてしまうことがある私。そんなある日、職場での朝礼と生理が重なってしまい……。 月に1回の朝礼 私が20代後半のころの出来事です。当時働いてい...
続きを読むトイレに入った6歳の娘が、「ママ、トイレに血があったの」と私のところに戻ってきました。このとき、私は生理中だったため「床に経血が落ちてしまったんだ」と思いました。しかし、娘がトイレ...
続きを読む近年「生理休暇」という言葉をより聞くようになりましたが、同時に「積極的には取りづらい」という声も耳にし、まだ「生理」に対する認識は人それぞれだなと …
当時、50代後半くらいだった父方の祖父は、生理に理解のない人でした。「経血量や生理日は操作できる」「生理痛なんてものは気のせい」と本気で思っていた …
20代のころの出来事です。夏のある日、電車に乗っていた私は、下半身に嫌な感覚を覚えて……。読者が経験した「夏の生理の失敗エピソード」を紹介します。 …
私の父は人情に厚くやさしい反面、ときどきデリカシーのないことを口にします。私が高校生のときも、父の言葉によって嫌な気持ちになる出来事がありました。 …
あるときの外出中に、予定より早く生理が始まってしまったことがありました。生理用ナプキンを持ち歩いていなかったため、応急処置としてトイレットペーパー …
夏は着物を着て散策したり、遊園地などの娯楽施設で遊んだりと、開放的なデートをするのにぴったりの季節。ですが、そんな楽しい時間が生理中の思わぬトラブ …
急に生理になってしまった同僚2人に、生理用ナプキンをあげた私。数時間後、トイレに行くと自分も生理になっており……。 目次 1. 同僚が急に生理に …
トイレに入った6歳の娘が、「ママ、トイレに血があったの」と私のところに戻ってきました。このとき、私は生理中だったため「床に経血が落ちてしまったんだ …