
卵子が育たないか、育っても排卵できない状態です。次の6つの原因が考えられます。
(1)ストレスや、甲状腺機能障害などの疾患の影響で、
排卵を促すホルモンがうまく分泌されない
(2)加齢などの影響で、卵巣の働きが低下している
(3)卵巣の表面の皮が硬すぎて排卵できない
(4)黄体ホルモンの分泌が不十分で、基礎体温の高温相が続かない
(5)卵胞(卵が入っている袋)から卵が飛び出さず、排卵できない
(6)乳汁を分泌させるホルモン「プロラクチン」が多すぎて、排卵を妨げている
(1)〜(3)の場合には、主に「排卵誘発剤」という薬を投与して排卵を促します。
(4の場合には、黄体ホルモンを補充します。
(5)の治療には、腟から針を通して卵巣に穴をあけるなどの方法があります。
(6)の場合、脳の下垂体に大きな腫瘍ができている可能性があるため、手術で取り除くか、薬でホルモン状態を改善するなどの方法が選択されます。
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