
急激なダイエットをしても、生活リズムが不規則になっても、仕事に忙殺されていても、長らく生理不順とは無縁だった私。そんな私ですが、山へキャンプに行ったあと、なかなか生理がこず、焦りました。テントで明かした一夜は、相当体にこたえたようです。
秋の山をナメていたキャンプ初心者の私
10年ほど前、当時の「山ガール」ブームに乗って、友人とキャンプに行ったときのことです。季節は11月下旬。紅葉に彩られたキャンプ場で、はしゃぎながら設営したテントで夜を明かしました。
夜が更けるにつれ気温はどんどん下がり、持ってきた服を着こんで寝袋にくるまっても、寒くて震えが止まらなくなってきました。キャンプ場まではバスで行ったため、車に避難するわけにもいきません。明け方にかけて冷えこみはピークに! 「まさか、このまま凍死したりしないよね……」そんな思いをかかえつつ、結局、私は寒さで一睡もできないまま朝を迎えました。
なんとか下山。でも…「あれ?生理がこない!」
私たちはちゃんとした防寒具も持たず、軽装で山に来てしまったことを反省し、帰途につきました。
幸い風邪はひかなかったものの、それから半月あまりが経ち、生理予定日を過ぎても生理が始まらないことに気づきました。それまでにも、まれですが数日ほど遅れることはあったため様子を見ていたのですが、今回は一向に生理が始まる気配はなく……。
「このまま生理がこなかったらどうしよう」と、しばらく不安を抱えて過ごしました。
「冷え」は体に良くないと痛感
止まっていた生理は、キャンプに行った翌月に再開。周期も、無事元どおりになってほっとしました。
今思えば、凍死するんじゃないかと思ったほどの冷えこみに、体がびっくりして排卵しなかったのかもしれないな……と思います。子どものころから母に言われてきた「体、冷やさないようにね」という言葉。「うるさいなあ」と聞き流してきましたが、大人になって初めて、体を温めることの大切さを痛感しました。
ストレスと冷えは、生理周期にも影響するのかなと感じた出来事です。
まとめ
それまで「私は体が丈夫!」という謎の自信があったのですが、無理をすると確実にダメージを受けるんだなと思いました。以来、あまり心身に負担をかけすぎないこと、寒い時期はなるべく体を温めることを心がけています。
著者:桐谷きこり
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