「結婚式はやっていない!?」招待されているのにどうして!?焦って招待状を確認してみると…
これは私の妹の話です。都内在住の妹が、都内のホテルでおこなわれる友人の結婚式に招待されました。「都内なら特に行き方を調べなくても大丈夫」と高をくく …
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しかし、その後も悲劇は続きました。婚約破棄から1年半ほど経ったある日、勤め先が倒産してしまったのです。
無職になった私は貯金を切り崩しながらダラダラとした日々を送っていたのですが、婚約破棄から3年が過ぎ「このままではダメだ!」とようやく前を向き就職活動を開始。とある企業の最終面接にまでこぎつけることができたのですが……なんとびっくり、数人が集められた面接室に元婚約者がいたのです!
「久しぶりぃ! そういやお前の会社、倒産したんだっけ。俺にフラれてどん底人生まっしぐらじゃん。かわいそうなヤツ。俺はステップアップのための転職だけどな~」など、勝手にペラペラと話し出しました。
私は彼の話を無視し、面接の準備に集中。そこに、この企業の社長が登場しました。直々に最終面接に同席されるよう。すると、元婚約者は私のことを指差しながら、とんでもないことを吹聴し始めたのです。
「社長、聞いてください。この人だけは採用しないほうがいいですよー。年増の疫病神ですから。こいつの周りはヤバいことばっかり起きて……」
社長は、私の履歴書を見つめて黙り込むと、今度は腕を組んで何かを考え出しました。そしておもむろに私の顔を見ました。
「あなたは3年前、A子という子どもと話した記憶はありませんか? とある公園で私の娘が、あなたと同名の女性に親切にしてもらい、高価な指輪をいただいたのです」
「えぇっ! もしかして、あのときの!」
ビックリ仰天する私に、社長は満面の笑みで、「あの指輪のおかげで借金を完済でき、今の私があるのです! 父娘で恩人をずっと探していたんですよ。あのときは本当にありがとうございました」と言いました。
「そんなそんな、捨てるつもりの指輪だったのでお役に立てたなら良かったです。A子ちゃんはお元気ですか?」とうれしくなった私。すかさず話を聞いていた元婚約者が口を挟んできました。
「え、その婚約指輪って俺があげたやつだよな? なら俺の手柄じゃん。社長、元をたどれば俺っす!」
しかし、社長は厳しい口調でこう言ったのです。
「君は帰りなさい! 先ほどから聞いていれば失礼で身勝手なことばかり。君のような人間をわが社で採用することはできない」
こうして元婚約者は不合格に。その後、共通の友人から聞いたうわさによると、彼の妻はホストにはまり、借金の連帯保証人にされていた彼は返済で大変な目にあっているとか。
私はといえば、無事採用が決定。3年ぶりにA子ちゃんにも再会できました。そして不思議なことに、この就活がうまくいって以降、運気もどんどん上昇中。今はとても充実した日々を過ごしています。前を向いて頑張っていれば、良い運が巡ってくるものなのですね!
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