親に縛られた人生。親の希望ではない「自由な人」との結婚を決めたら…家族の縁が切れることに？
私は現在、10年付き合い結婚した夫と穏やかに暮らしています。しかし、こうなるまでにはいろいろな葛藤や、乗り越えなければならない壁がありました。 目 …
突然の和解
そうして結婚した私。祖母とは一切会うことなく、3年の時が過ぎ、私は2人目の子どもを出産しました。すると、驚くことにある日突然祖母からお祝い金が送られてきたのです。父に確認すると、父は祖母をずっと説得し続けてくれていたことを明かしました。
金輪際会うこともないと思っていた祖母ですが、父の努力を無駄にできないと思い、意を決してお礼の電話をしました。久々の電話に祖母は「元気にしてるの？ 会えなくてさみしいよ。おばあちゃんが元気なうちにあなたの子に……ひ孫に会いたいわ」と涙声で言われました。祖母の声は、記憶の中のより数年も年老いた印象でした。
お詫びの言葉はなかったものの、歩み寄ってくれた気持ちがとてもうれしく、思わず私も泣いてしまいました。
まとめ
祖母の主張はあまりに強烈で、私としては許せない部分もありました。しかし、結婚は結婚する自分たちだけの問題ではないことも改めて考えさせられました。祖母からの連絡以降、新型コロナウイルスの問題もあり、まだ実際に会いに行くことは叶っていませんが、私もいつまでも意地を張らず、祖母には会いに行きたいと考えています。
著者／まさの
イラスト／マメ美
★結婚の体験談＆マンガを読むならこちら
