
いつかは子どもを産みたい――。そう思っている一方で「私って、妊娠できる体なのかな…」と不安を抱えている女性は少なくないようです。彼女たちが自分の生殖機能に不安を持つ理由は? 不安解消のためにしていたこととはなんなのでしょうか?
※調査概要
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」のサービスを利用された方
調査期間:2020年7月4日~2020年7月8日
調査件数:3,687件(有効回答数)
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不安を抱えていた女子は、なんと6割以上!

アンケートで「不安だった」「少し不安だった」と答えた女性は、合計で63%。半数をゆうに超える女性たちが、自分の生殖機能について、不安を持っていたことがわかります。
なぜ妊娠できるか不安だったの?
なぜ、自分が妊娠できるのかについて不安を思うのか、その理由を聞いてました。すると、婦人科系の疾患などのほかにも、「生理について気になる症状があるため」と答えた人がとても多くいました。
その1)生理痛が重い
●生理痛がひどく、受診して問題がないとは言われていたが、信じられなかったから
●生理が重くて血の塊がよく出たので、何らかの疾患があるのではないかと考えていたから
●経血が大量で生理痛もひどくて、婦人科系に異常があるのではと心配だった
●痛みで気絶するほど生理痛が重かったため、子宮や卵巣に異常があるのではないかと心配だった
その2)生理周期がバラバラ
●生理不順で、基礎体温のグラフがガタガタだから
●周期がバラバラになることがたまにあった。生理痛がひどいときもあったので、子宮に何か異常があるのかと思っていたから
●生理周期がいつも遅れるし、生理痛もひどいし、おりものも多い。そして、婦人科系についてちゃんと調べたことがないから
●生理周期がストレスからか、来たり来なかったりの時期があり、排卵日が読めないことがあったから
●生理が不順で貧血がひどかったため、妊娠は難しいと思っていたから
その3)婦人科系疾患を経験している
●多嚢胞生卵巣の疑いがあったことと、生理不順だっから
●過去に卵巣嚢腫で手術歴があり、その後も定期的に生理はくるけどかなり重いから
●子宮筋腫が若い頃からあり、早く妊娠した方がいいと医者から言われていたから
その4)基礎体温がガタガタ
●基礎体温がずっと低めだから
●生理不順がひどく、基礎体温もつけられないほどだったから
●基礎体温の変動がよくわからなかったから
その5)生理が止まったことがある
●過去2度ほど、それぞれ1年間くらい生理が止まったことがあり、病院でこれ以上止まると産めなくなるかもよと言われたから
●生理が止まった時期があり、ホルモンバランスが乱れている等あったので不安があったから
●学生時代の過度なストレスとダイエットで生理が3年くらい止まったことがあったから
その6)生理の経血量・期間に不安がある
●生理時の出血量が少なかったから。人と比べられないため、検索したりした
●生理は順調にくるものの、量が少ないので、排卵していないのではないか?と不安だった
●周りの人は1週間くらい生理が続くみたいだか、私は3日で終わるときもあったので
●生理痛が重く、経血の量が正常なのか分からないから
その7)排卵しているかどうかがわからない
●生理が順調でも排卵してない場合もあると聞いたから
●排卵できているかどうかは見えないから
●ずっと生理不順だったので排卵のタイミングがわからなかったから
●長年ピルを飲んでいたので、ちゃんと排卵しているか心配だったから
その8)そのほかの理由
●母親が流産した話を聞いていたので漠然とした不安があったから
●冷え性なので着床しづらいのでは?と思ったから
●生理の日は薬なしでは布団から出られないほどの冷え性だったから
●周囲で不妊に悩む人がたくさんいたから
●友人の不妊に関する話を聞いていたため、自分ももしかしたら妊娠しにくいかも、と覚悟していたから
●年齢を重ねるにつれて、経血量が少なくなってきたから
●年齢が高齢出産に近くなっているから
不安を解消するためにしたことは
生理症状や婦人科系疾患、排卵の有無など、将来の妊娠・出産に不安を持っている人たちの不安はさまざま。その不安解消のために、どんなことをしていたのでしょうか?
その1)受診せずにできること
●基礎体温を付け、正しい生活リズムを意識した
●生理周期を管理するアプリを使用した
●きちんと生理日の始まりと終わりを記録して周期、排卵日をわかるようにした
●体を冷やさないように常温のものを飲んだり、室内でも必ず靴下を履いていた
●お風呂にじっくりつかるようにした
●冷え症なので、なるべく体温を上げるようにした。
●仕事柄冷えるので、温活に力をいれた
●食生活、ストレスフリーの生活を心がけるよう努力した。
●無理なダイエットなどをしないようにした
●適度な運動を行い、魚を多めに食べるようにした
●スポーツジムに通って体力向上を目指した。食生活を整えるようにした。
●鉄分のある食べ物を食べた
●布ナプキンやオーガニックナプキンを使うようにした
●しっかり睡眠時間をとるようにした
その2)受診してできること
●婦人科へ定期的に通うようにしている
●子宮がん健診で婦人科に受診し、月経困難症の治療も含めてピルを服用した
●結婚してすぐに不妊専門のクリニックを受診した
●自分の体に異常がないかとりあえず、子宮頸がんの検査に行った
●受診して漢方を処方してもらった
●将来的に子どもが欲しかったので、受診して数年間ピルや漢方で治療した
●20歳になったらしっかり検査をしようと思っていたので、病院を受診した
上記のほかに、「特に何もしなかった」という人もかなり多く、その中には「なかなか産婦人科に行く勇気がなく、何もできなかった」という人もいました。
まとめ
妊娠・出産ができるかどうかの不安の解消のためだけでなく、「自分の体のことをきちんと知っておく」というのはとても大切なこと。生活リズムを整えたり、体が冷えない生活を送る、生理日予測アプリで自分の生理周期を管理するなど、簡単にできることから、自分の体を見つめ直す機会を持つといいですよね。そして、気になる症状が明確な場合は、勇気を出して婦人科を受診してみることも大切。きっと心と体の健康を保つことにつながることでしょう。
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