
初経は小学5年生でしたが、中学2年生ごろから徐々に生理痛がひどくなってきました。元から痛みには耐えられるほうだったので、つら過ぎるときは痛み止めを飲んだり、机にしがみついたりしながら授業に参加していました。
つらい生理痛に苦しむ日々
高校に上がるとさらに痛みが増していたので、トイレで数時間過ごしたり、トイレで寝てしまうことも……。高校2年生のときには、家で初めて歩けないほどの痛みに襲われ、廊下に倒れてそのまま一晩過ごしたこともありました。そのときは、両親が離婚をしていて父と暮らしていたのですが、父もどうしていいかわからず、一緒に廊下で寝て背中をさすってくれました。
社会人になると、生理前後や生理日に肛門の痛みもひどくなるなど大変な思いをしました。そのときの職場の上司は男性でしたが、生理日の前後や生理当日にはどんな痛みが来るかわからないのですべてを包み隠さず話し、理解してもらいました。
これまでに経験したことのない痛みが…!
20歳のときのことです。ある日の仕事場の帰り、これまでに経験したことのない痛みに襲われました。私は痛みを我慢するのに立っていられなくなり、思わずホームでしゃがみこんでしまったのです。痛む場所はいつもと同じ下腹部と肛門だったのですが、いつも以上の痛みだったのでとてもつらかったです。
帰宅後も痛みは続き、そのときは母の家に泊まっていたのですが、母が「救急車呼ぼうか!?」と言うほどまでに痛みがつらく、のたうち回っていました。結局その日は痛み止めを飲んで一晩を過ごしましたが、寝ている間もうなされていたようです。
泣きながら産婦人科を受診すると…!?
翌朝も痛みは続き、通勤もできそうになかったので、叔母の運転で初めて産婦人科へ! 泣きながら受診したのを今でも鮮明に覚えています。そこで診断されたのが、子宮内膜症でした。あ~、だからこんなに痛かったのかと納得。それから、低用量ピルによる治療が始まりました。
実際に痛みが軽くなってきたのは、服用を始めて3カ月くらい後だったと思います。私の場合は約5年低用量ピルを服用しましたが、特に副作用も体型の変化もありませんでした。また、低容量ピルの費用は、ジェネリック医薬品ではあったものの、毎月2,500円ほどかかりました。
妊娠に影響するか心配していたら…
私は低用量ピルの服用が、少なからず妊娠にも影響するのではないかと心配していました。しかし、妊娠するまでの約6カ月はピルを服用せず、妊活して2カ月で赤ちゃんを授かることができました。
出産のときは陣痛の痛みは生理痛以上なのかなと思っていましたが、断然生理痛のほうが痛かったです!!
高校生のころは産婦人科を受診することに抵抗があったほか、母のほうが生理痛がひどかったようなので、自分の生理痛はいわゆる一般的なものだと思っていました。しかし、学生のときから、早く病院に行っておけば毎月つらい思いをしなかったのに……と思う一方で、治療が長年続くと、高額になっただろうな~などと考えてしまいます。しかし、自分の体験から婦人科系の病気は早くに治すことに越したことはないと思っています。
監修/助産師REIKO
文/真っ黒くろすけさん
▼ムーンカレンダーの生理&結婚体験談をもっと読む
コメントを書く