
初潮を迎えてから生理との付き合いは早25年。数々の経験や失敗を重ね、いつになったら慣れるのかと自分に呆れることもありますが、なんとか前向きに生理と付き合っています。長年生理と付き合ってきた私が、学生時代に陥ったピンチの瞬間についてお話しします。
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高校受験会場での大ピンチ
高校受験を控えた中学校3年生のころの話です。本命ではなく、併願の私立高校の受験前日、私は運悪く生理になってしまいました。その日は3科目受験でしたが時間が長く、いつトイレに行けるかわからない状態です。
さらに試験会場は1回しか行ったことがない学校だったので、勝手がわかりません。当時の私は、経血量が多く、昼間でも夜用ナプキンを使用していました。不安要素はたくさんありましたが、幸い生理痛にはなかったので、なんとか受験を乗り切りたいという一心でした。
夜用ナプキンをつけ、休み時間ごとにトイレに行くことを心に決め、いざ会場へ。慣れない環境で迎えた生理2日目は、ドキドキで正直受験どころではありませんでした。
受付を済ませて教室に着くと、すぐにトイレの位置を確認しました。教室からトイレは近くて行きやすいことに安心したものの、休み時間はトイレに時間を取られて次の科目の復習をすることはできません。
併願校とはいえ、受からなかったら大変なことになるので、絶望したのを覚えています。「なんでこんなときに…」と思いながらも一生懸命試験に挑み、いよいよ残すところ1教科となりました。
あと1教科で試験終了…と思ったのに?!
最後のテスト前にトイレに行っておこうと考え席から立ち上がると、なんと椅子に経血の跡が! 制服のスカートにも少しだけ経血が付いていました。びっくりした私は泣き出しそうになるのを抑え、急いでトイレに向かいました。
どうしよう、どうしようとプチパニックです。なんとか処理したもののスカートの汚れは取れません。そんな私の様子を見て異変を感じ取ったのか、同級生がすぐに駆けつけてくれました。あまり親しくない同級生だったので話すのはかなり勇気がいりましたが、思い切ってスカートが汚れてしまったことを相談しました。
その子は自分のことのように心配して、なんと自分が着ていたカーディガンを腰に巻いてくれたのです。受験の時期は真冬。寒いからと断ってもそのまま貸してくれました。テストは無事に終わり、結果は合格。その子にもお礼を伝えると「なんてことない」と言ってくれたことは今でも忘れません。彼女のやさしさと行動力に、何十年経っても感謝しています。
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