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引っ越し後、夫婦で寝室を分けるようになった私と夫。最初は快適に過ごしていた夫の様子に、あるとき異変が起きて……!?
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引っ越しをしてから、夫婦別寝室になった私たち夫婦。理由は部屋数が増えたことと、在宅勤務で比較的に朝をゆっくり過ごせる夫を、目覚ましの音で起こしてしまうのが申し訳ないと思ったからです。
最初は物音があるだけでびっくりして心細かったのですが、夫の寝返りで目覚めることもなければ、寝言にびっくりして目を覚ますこともありません。安眠が手に入ったので、私の場合はひとりで寝ることに特に問題はありませんでした。
夫も、私の寝言や何度もトイレに行くことが気になっていたようです。また、目覚まし時計が鳴っても私が微動だにせず、止めてくれないところをストレスに感じていたらしく「いつか寝室をわけたい。でも新婚の間はそんなこと言い出せない」と思っていたようです。
そして今回、念願の夫婦別寝室になり、最初のうちは快適に過ごしていたらしいのですが……。
夫婦別寝室にして3カ月ぐらいが経ったころ、夫が私に「寝室を分けてみてどう? 寂しくならない?」と聞いてくるようになりました。
私としては「まったく寂しくないし、むしろ快適」だと思っていて、夫も同じだと思っていたので冗談で「ひとりで寝るのが寂しいの?」と聞いてみたのです。すると、夫が「言うのが恥ずかしいんだけど、寂しくて寝つきが悪い」と言うのです。
気楽さはあるものの、なんだかんだ10年近く2人で寝ていたので、一緒に寝ることに慣れてしまい落ち着かなかったのだそう。夫の意外な言葉にとても驚きました。
間取りの都合上、今も夫婦別寝室は続いてますが、これからは日ごろから意識をしてスキンシップをとったり、いつもより長めに会話をしたりして、夫の夫婦別寝室の寂しさを埋めていけたらいいなと思います。
著者/しいの恵
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