
私は布ナプキンを使っています。その話をすると「布ナプキン使ってるの!? 大丈夫?」と言われることがあります。私も以前はそういう感覚でした。良さそうな感じはするけど、布でしょ? もれない? 持ち運びするときの臭いは気にならない?など、どうしても不安なところがひっかかり、私が使うことはないなと思っていました。
が、ひょんなことから使い始め、あっという間に布ナプキン歴12年目を迎えています。使い方を工夫することで不安も解消でき、布ナプキンの良さがわかってきました。
ひょんなことから始まった布ナプキンライフ
私が布ナプキンを使い始めたのは、知人から“布ナプキンのおはなし会”に誘われたのが、きっかけでした。軽い気持ちで参加したその会で、布ナプキンに対する考え方が大きく変化したのです。
小さなころからアトピー性皮膚炎を患っていたので、身につけるものには敏感になっていました。肌にもやさしそうだし、蒸れからくるかゆみも改善されるかもしれない。「布ナプキン、使ってみる価値あるかも!」とすんなり始めることができたのです。
私流の布ナプキンの使い方
市販の布ナプキンを1枚買って使用してみました。なるほど、こういう感じならばと代用品を発見。私の愛用布ナプキンは、ふわふわ肌触りの“ふきん”です。
三つ折りするとサイズ感もちょうどよく、吸水性、速乾性も兼ね備えた優れモノ。もともとが“ふきん”を折りたたんでいるだけなので、洗濯して干していても、見た目が布ナプキンに見えないところも気に入っています。
肌に触れる部分を綿などの天然素材にすることで、柔らかさと温かみを体感。不安な日は、その下に使い捨てナプキンを敷いています。
家にいるときは、すぐに洗うこともできますが、外出先ではそういうわけにもいきません。そのため、少し荷物にはなりますが、仕事などで出かけるときには、密閉できるチャック付き保存袋を利用。チャック付き保存袋は2枚使って二重にし、汚れた布ナプキンを入れたら、密封して家に持ち帰っています。
そんなわけで続けられた12年
布ナプキンは、洗って干して繰り返し使えるので経済的、そしてゴミの削減にもなります。使い捨てナプキンを使っていたころは、蒸れからくるかゆみ、独特な臭いに気分が落ち込んでいましたが、私の場合、これらの悩みからは解放されました。生理中にイライラすることも減り、普段と同じように過ごせているように感じます。このことが、12年続けられている理由なのだと思います。
まとめ
仕方ないとあきらめていた憂うつな1週間は、私の場合、布ナプキンを使うことで心軽く過ごすことができるようになりました。「布ナプキン、使ってるよ」という言葉に驚かれても、これからも使い続けるつもりです。
監修/助産師REIKO
著者/だいふくや
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