
初めての生理――。慣れないし、恥ずかしいし、今まで感じたことのない痛みがあったり、なんだか心がモヤモヤしたり、「人に知られたくない」と思ったり……。そんな経験のある方もいるでしょう。女の子を持つママなら、「私がしたような失敗を、娘にはさせたくないなぁ」という場合も。そんな体験を4人の方が教えてくれました。
case1:使い終わったナプキンってどうするの?
「小学校高学年で、まだ生理が始まったばかりのころの失敗談です。初めての生理は、庭で遊んでいたときに突然やってきました。それを知った母は、私に、『生理とは何か』を始め、ナプキンの扱い方などをやさしく教えてくれました。
しかし、その後のことです。学校でナプキンを付け替えたあと、汚れたナプキンの処理のしかたがわからなかったのです! 母には、『丸めて小さくする』というところまでは教わっていたのですが、どこに捨てたらいいのかわからなくて。私は『汚物だし、ゴミ箱に捨ててはいけない!』と思い込み、悩んだ挙句、ビニールに入れて自宅へ持ち帰りました。
母は自宅のトイレでどうするか教えたので、学校でも同様に捨てられるはずだと思ったのだと思いますが、私は迷ってしまって……。いつか娘が生理を迎えたら、私と同じような失敗をしないようアドバイスしてあげようと思います」
case2:どうしよう……ナプキンを持っていない!
「まだ生理が来ていなくて、ナプキンも持っていなかった小6のころのことです。図書室で調べ学習をしている時、なんかおまたが冷たくて。『なんだろう』とは思いましたが、そのまま座っていました。
しばらくして、本を取りに席を立つと、友人が『ちょっと!』と、私を引き止めました。見ると、白い椅子には真っ赤な血の海……·。初めての事で私は驚き、そのまま座りなおして汚れた椅子を隠し、『どうしよう。ナプキンを持ってないし……』と困っていました。すると、その友達が『私のを使って!』とナプキンを持ってきてくれたのです!
聞けば、友人はまだ生理は来ていないけど、いつか来た日のために、持ち歩いていたそうです。私はそれをもらい、椅子を机の中にしまってバレないようにしてから、トイレに行き、ナプキンをつけました。そして、トイレから戻ってくると、ナプキンをくれた友人が椅子の汚れを拭いてくれていて……! 本当に助かりました。後日、ナプキンは買ってお返ししました。
私は、いつか生理が来た時のために、母親にナプキンを持って行くように言われていたのに、持っていかなかったせいで、友人にも迷惑をかけてしまいました。友人には、感謝してもしきれません!
今は私も母親になり、娘がいます。娘にはこのようなことがないように、小学生になったら、ランドセルにしっかりナプキンを入れてあげたいと思います」
case3:漏れちゃった!どうしたら隠せるの?
「中学1年のときのことです。周りの友人には「生理が始まっている」と、学校で噂になっている子も。私もいつ生理になるかわからないと思い、常にナプキンを持ち歩いていました。そして、陸上部の部活動には、生理が来たときに備えて、毎日黒いズボンで参加するようにしていました。
ある日のこと、たまたま走っているときに、お漏らしをしたような感覚があり、トイレに駆けこむと、生理が始まりまっていました!その日に限って、私はナプキンを持っていなかったのですが、黒いズボンをはいていたこともあり、みんなにバレずに、そのまま帰宅することができました。
白いウィンドブレーカーに憧れた時期もありましたが、黒いズボンをはいていて本当によかった! 突然始まる生理に備えることは難しいですが、『そろそろかな……』という時期には、白や明るめの色の服を避け、紺や黒などのズボンをはいていれば、漏れを隠すこともできるなぁと思いました」
case4:生理って恥ずかしいものなの?
「10才くらいのとき、急におなかが痛くなってトイレに入ったら、パンツが真っ茶色になっていたので びっくり! 私は思わず『母さん! 私、うんちをもらした!』とトイレから叫んでしまいました。 母は爆笑しながらやってきて、『それ生理やん」とひと言。『でも、おなか痛いし、オナラも出るし』『生理のときは、おなかも痛いもんやねん。オナラは知らんけど(笑)』と言いながら、いろいろと教えてくれました。
後日、私は友人に笑い話として話そうと思い、『生理になってんけど~』と言いました。すると、友人は『実は、わたしもなって不安やったのー! 言うてくれてよかったー! こういうの言いにくくて……。話してくれて、ありがとう!』と、すごくありがたがられしまい、私のしょーもない笑い話は言えなくなってしまいました(笑)。そして、思ったのが『生理が恥ずかしいことなの?』ということ。私自身はいまだにその感覚はよくわからないのですが、そういう人もいるんだなぁ、と思いました」
まとめ
初潮を迎えたばかりのころは、とくに「恥ずかしい」「人に知られたくない」という気持ちが強い場合が多く、失敗につながることも多そうです。女の子を持つお母さんは、そのときが来たら、同性として、いろいろとサポートしてあげたいですね。
文(体験談)/岡林はなさん、やよさん、あとうみゆこさん、あかりんさん
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