
「今週は大事な案件がたっぷり。忙しくなるぞー!」。そんな慌ただしいときにかぎって、やってくる生理……。それでも仕事を頑張りたい、生理ともうまく付き合っていきたいと奮闘している私の、生理の失敗エピソードと反省していることをご紹介します。
事件は大切な仕事中に起こった…
当時私は23歳、入社2年目の春のこと。男性上司と2人きり、お客様のご自宅へあいさつ回りに伺いました。その日は、出血量が多くなる生理2日目。往復4時間の車移動だったため、夜用ナプキンを使用していました。しかし、どうしても漏れが不安で、業務に集中できていませんでした。
この日の訪問先は、お客様の個人宅だったため、お手洗いを借りてナプキンの交換をするのもためらわれ……。結局ナプキン交換をできないまま、業務を終えて会社に戻りました。そして、車を降りようとしたところ、なんと座席のシートに赤いシミが! 急いでお手洗いに駆け込むと、スーツにも血が付いていたのです。
「絶対にシミを残したくない!」必死で、切ない掃除の末に…
座席のシートについてしまったシミはかなり大きかったので、男性上司も気付いていた様子……。私は、顔から火が出るくらい恥ずかしくて、逃げ出したくなりましたが、すぐに予備の作業用制服に着替え、車内の清掃に取りかかりました。
その車は、同部署の先輩方と共有で使用する車。私は「絶対にシミを残したくない!」という一心で、給湯室にあった洗濯用のシミ取り洗剤と水をハンカチに染み込ませ、必至にポンポンし続けました。幸い、シミがついてから時間が経っていなかったため、シートはきれいに。しかし、なんだかとってもみじめな時間でした。
「どうすれば漏れなかった?」繰り返さないために反省したこと
その日、私は体のラインが強調されるパンツスーツを着用していました。そのため長時間座っていると、パンツが下半身を締め付け、下着内がかなり蒸れていたのです。長時間の移動がわかっているときは、生理のときでもスカートタイプのスーツにし、下半身をラクにしてあげればよかったと思いました。
また、長時間運転をしていただいた上司への配慮を含め、コンビニなどでの小休憩の提案をしていれば、お互いが気持ちよくあいさつ回り業務ができたのかなと思いました。
生理のときは腹痛などもあり、出社するだけでもひと苦労です。しかし、社会人として責任を持って自分の業務をこなさなければなりません。仕事も自分の体調も大事にし、人間関係や職場の雰囲気を壊さず、大人としてスマートに対処するには、自分の生理を理解してあらゆる状況を想定する必要があると学びました。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:竹中もも
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