私は月経前症候群や生理が重いタイプです。1カ月のうち1週間は、どんよりとした気持ちで過ごすのは当たり前だし、生理中に大きく体調を崩しても「これくらいは普通のこと」と感じていて、ただ我慢してやり過ごしていました。
★ムーンカレンダーで注目を集めた【生理痛・月経困難症】の記事⇒「う…ううう…」まさかの展開!産後、おなかを殴られるような痛みに襲われて!?
生理の話はタブー。それが当たり前だった
私に生理が始まったのは中学生のころ。当時、自分の周りでは「生理が重いなんて大したことじゃないし、人に言うことではない。その間は静かに過ごそう」といった暗黙のルールがありました。生理が重いから病院に行くという発想はなく、母親から「うちの家系は、生理が重い人が多いから」と説明され、体を冷やさないといった対処法を教わる程度です。
そのため、「生理中である」「人よりも痛みなどが強い」ということをおおっぴらに言うのは、はばかられる雰囲気がありました。また、そういうことを口にする人は「浮ついている・遊んでいる」というネガティブなイメージまであったのです。
生理痛がつらい…けれど我慢するだけ
最初に生理痛を感じたのはまだ中学生のとき。私の場合、月経前の胸の張りや心身の不快感、お腹の痛みがひどく、経血量も多いです。一番つらいのは、1年に1度くらい疲労やストレスなどが原因で、生理が1週間以上遅れてしまうことでした。
そんなときは「生理を始めたいのに始められないよ」と体を悲鳴をあげているかのように、茶色く血のまじったおりものが出続け、おなかはしくしく痛みます。そして、いざ生理が始まるとなると、立っていられないほどの激痛でのたうち回るほどです。
中学生のころは母親と一緒にかかりつけの小児科で診てもらったり、高校生になってからは産婦人科に行ったりしました。しかし、検査をしても異常は見つからず、せいぜい痛み止めが処方される程度。
そうこうするうちに「このパターンはやばい」「今日の夜あたりに激痛がくる」と自分でわかるように。そういうときは自分なりの対処法でやり過ごしていました。今思えば、早いうちに低用量ピルを処方してもらえれば一番よかったのでしょうが、「自分からピルを希望するなんて恥ずかしい」という強い固定概念があり、どうしても言い出せませんでした。
こうして私は学生から社会人になり、さらには結婚してからも、このような生理症状が変わることなく続いていました。
コメントを書く