
生理で悩まされる貧血やPMS(月経前症候群)などのつらい症状。生理中は、経血が出ることで鉄分が不足しがちに。そのため、貧血になりやすく「鉄分を摂らなければ」と思われている方も多いかもしれません。もちろん貧血改善のために鉄分の摂取は大事なことですが、実は鉄分以外にも、生理中に積極的に摂ったほうがいい栄養素があります。
そこで、管理栄養士の一藁暁子先生に「生理中に摂りたい栄養素」と「それらを手軽に補えるコンビニ商品」について伺いました。
※この記事は2022年4月に公開した記事を再編集したものです。店頭には該当の商品がない場合がございます。
監修/一藁暁子さん(管理栄養士・糖尿病療養指導士)
女子栄養大学実践栄養学科卒業後、病院や介護施設にて多様な病態における栄養ケアマネジメントや治療食の提供に携わる。予防医学や治療における食の重要性を改めて実感し、より多くの人に健康的な食の知識を広めたいという想いから、保健指導に従事。エビデンスに基づいた栄養指導の知識を深めるとともに、栄養カウンセリング・コーチングの技法を習得。出産後、自身の子供の少食偏食に悩んだ経験から乳幼児期の栄養や食事について学び、2015年からベビーカレンダーなどの育児アプリにて妊娠食・離乳食相談をはじめる。現在は都内のクリニックにて幅広い年齢の方を対象に栄養指導も行っている。
生理中はどんな栄養素が必要なの?
「生理中の鉄分不足」は、耳にしたことがある方も多いかもしれません。一藁先生によると、生理中は、鉄分はもちろん、ほかにも、血をつくったり鉄の吸収を助けたりするたんぱく質・ビタミンC・葉酸・ビタミンB12といった栄養素が必要となるそう。これらの栄養素が不足することでも貧血になり、体が酸素不足になります。
体が酸素不足になると、倦怠感やめまいの症状、動悸や息切れなどの症状のほか、気分の落ち込みなどのメンタルにも影響を及ぼすことがあるそうですよ。
生理中に摂りたい栄養素が補えるコンビニ商品とは?
鉄分・たんぱく質・ビタミンC・葉酸・ビタミンB12が生理中の体にとって必要な栄養素であるとわかりましたが、体がつらいときに、これらの栄養素すべてを考慮したメニューを考えるのはすこし大変かもしれませんね。そんなときは、手軽に手に入るコンビニ商品を活用してみましょう!
※文章内の栄養素の含有量は、日本食品標準成分表2020年版(八訂)に基づいています。コンビニで買える商品における食材の種類や使用部位、調理工程などは特定できないため、表記量は最小含有量と最大含有量で記載しています。
【鉄分】そば

【鉄分】牛丼

【鉄分】ツナサンド

【鉄分】ひじきの煮物

【鉄分・葉酸】納豆巻き

【鉄分・葉酸・ビタミンC】ほうれん草のごま和え

【鉄分・葉酸・ビタミンC】ブロッコリーのサラダ

【葉酸・ビタミンC】カットフルーツ

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