「え、閉経！？」若くても生理が終わることがあるって…ホントなの？

日本産婦人科学会によると、日本人女性が、生理が終わる「閉経」を迎える平均年齢は約50歳だそうです。しかし、「早期閉経」といって、若くして閉経してしまうことがある……なんて話を聞いたことはありませんか？ そんな話を聞くと、生理が不規則な人は不安になりますよね。そこで、本当にそんなことが起きるのか、専門家の先生にお話を伺ってきました。【医師監修】

答えてくれたのは……
三鷹レディースクリニック院長　天神尚子（てんじんひさこ）先生
日本医科大学産婦人科入局後、派遣病院を経て、米国ローレンスリバモア国立研究所留学。その後、日本医科大学付属病院講師となり、平成7年5月から三楽病院勤務。日本医科大学付属病院客員講師、三楽病院産婦人科科長を務めた後、退職。2004年2月2日より、三鷹レディースクリニックを開業。

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早期閉経（早発閉経）とは？

「閉経とは1年以上無月経の状態で、かつ脳から指令を出すホルモン（性腺刺激ホルモン）が高値で女性ホルモンのエストロゲンが低値を満たす場合をいいます。通常は50代前半が多いとされています。
早期閉経はホルモンの条件は同じですが、40歳未満で4～6カ月無月経の場合をいい、自然発生率は1%ほどです」（天神先生）

Q.生理がいきなり終わることってある？

A.ない
「女性ホルモン（エストロゲン）は30代後半から減りはじめ、40代に入ると卵巣機能が少しずつ低下してくるために排卵や生理も不規則になります。また、エストロゲンが減少することで子宮内膜が薄くなるため経血量も減っていき、大体50代で閉経を迎えます。

生理はいきなり終わるというより、徐々に不規則になって量も少なくなって、閉経に移行するという感じです」（天神先生）